- 場所
- 福山市立西交流館 団体交流室
アセス(学校適応感尺度)の概要と分析・活用 データ読み取り演習
〇成功する実践の基本要件
何でうまくいかないか分かっている
① 全体像の理解
② アセスメント(課題点・Needs・Wants)
どうすればうまくいくか分かっている
③ 理論ベースのプログラム
それを実践できる
④ 教育課程と校務分掌への位置づけ
⑤ 教員の力量形成
〇アセスメントの重要性
(改訂生徒指導提要P88)
〇アセスの基本
学校適応とは→学校生活場面に個人が適応していること
学校適応感とは→「学校適応」に対する子どもの認識
※教師からみて「適応」していても,子どもが「適応していると感じている」とは限らない
問題行動・状況予防には「学校適応感」の把握が重要
〇アセス個人表の読み方
①6つの適応感で40未満の要支援領域を確認する
②「生活満足感」を確認し、数値を解釈する→偏差値40以下であれば要支援
→偏差値50以上であれば良好
③実際の学校生活の様子(授業中,友人関係,部活,学習成績,自己表現活動の様子など)や家庭環境等の情報と照らしてアセスメント(見立て)をし,支援策を立てる
〇アセス学級分布表の読み方
学習的適応と対人的適応は相関がある。
→恐らく実際は因果関係。対人的適応が良くなると学習的適応が改善する。
→対人関係が改善する仕掛けをもった学習方法が重要。
内発的動機づけが高まる条件
→他者から強制されない「自己決定」(自律性)
→自己の能力の高さを認識する「有能感」
→他者との,安全な「関係性」
〇教師の指導スタイルが学級に及ぼす影響